腰椎分離症・腰椎すべり症・側弯症｜板橋本町接骨院

背骨(椎骨)に関連する病気ですが腰椎分離症・すべり症と側弯症には原因にかなり違いがあります。
まず腰椎分離症・すべり症ですが、過度の運動やスポーツ活動で起こることがかなり多いです。筋肉の使いすぎによる骨への負担の増加による発症が多数あります。また腰椎分離症に関しては成長期の子供にも発症しやすく、こちらも骨の成長に対して筋肉が追いつかず無理に引き伸ばされ疲労骨折する形で起こります。
腰椎すべり症に関しては加齢による靭帯や椎間板の劣化による支えが効かなくなるなどのことで発症することもあります。
側弯症に関しては、主に特発性側弯症が発症しやすく、原因が不明で、全体の約80-85%を占めます。特に思春期の女子に多く見られます。その他主だった原因として、先天性側弯症は生まれつき椎骨に異常があるために発症します。神経・筋原性側弯症は脳性麻痺や筋ジストロフィーなど、神経や筋肉の病気が原因です。その他外傷、腫瘍、結合組織の異常などが含まれます。

腰椎分離症・腰椎すべり症を放置してると痛みの症状の悪化が見られます。また分離症からすべり症に進行してしびれなどが出てくることもあります。これを放置していくと神経を圧迫していくことになり、腰椎ヘルニアに行き着くことがあり、常に痺れが出る症状などで手術が必要な状態にもなり得ます。また腰椎分離症に関しては疲労骨折の病態になるので偽関節の形成の恐れもあり動きが不安定になり変形や運動制限を伴うこともあります。
側弯症に関しては、側弯の進行が止められず運動制限や運動機能の低下、慢性的な痛みを伴い、更に進行すると内臓器の圧迫が引き起こされるなどの症状が発生します。

腰椎分離症・腰椎すべり症に関してはまず急性炎症期は安静にするがスタートになります。また分離症に関しては骨折の病態を伴うので必要であればコルセットなどで固定して回復させることも有用です。初動としては周辺筋肉のマッサージ、そして炎症や痛みが収まり次第患部のマッサージとストレッチ、あと反り腰がきつくなっていることが多いのでそれに対してのお腹辺りの筋力トレーニングを行い改善を図ります。
側弯症に関しては、まず整形外科にて画像診断をするところから始まります。当院ではマッサージ、ストレッチ、骨格矯正などの施術を行い、周辺筋肉や身体への負担を出来るだけ軽くすることをしております。25゜以上のカーブのきつい側弯症に関しては病院で専用の装具などを用いての矯正、手術での良化改善を図ることになります。

腰椎分離症・腰椎すべり症・側弯症全てに共通して言えるのは筋肉が引っ張られ固まることによる運動制限と患部の痛みになります。なのでマッサージをまず行い動かせる幅を広げるていきます。同時に腰椎分離症・腰椎すべり症に関しては反り腰が強くなっていて前にお腹が出っ張るような形になっているのでここに対して楽トレの施術で腹圧とインナーマッスルを高めて反り腰を改善していきます。また姿勢の歪みが出ているので骨格矯正を行います。また腰部から足にかけての痛みや違和感、しびれなどが出やすい状態なので骨盤リリースや筋膜ストレッチなどをしていきます。
側弯症に関しては完治は難しいです。ただ骨格矯正などでの良化は望めますし、周辺筋肉は猫背矯正ストレッチ、筋肉の弱化に関しては楽トレで補強を行います。

まず筋肉が緩むことで腰部や背部の動きの幅が大きくなり痛みの出る動きが減っていきます。そのうえで身体の姿勢のずれが少なくなり負荷量が減るのと正しい位置に負荷がかかるようになるので動作における不備を少なくしていくことができます。これによりツラい、引っかかりがあるなどが無くなってきます。側弯症に関しても、無理に動かされている筋肉がある中で、動きやすい環境を作っていくことで生活の質を上げることに繋がっていきます。

基本的には症状の重さに応じて変わりますが、週2〜3が初動では適正になります。マッサージと楽トレに関してはこれをできるだけ継続していくことで身体を支えることができるようになるので、そのうえで矯正やストレッチを週１くらいのペースで実施していくことで悩みの解決を図ることができます。特に腰椎分離症や腰椎すべり症に関しては筋肉の補強ができれば症状が気にならなくなる方もいらっしゃるのでそこからはメンテナンスということで整えていってあげるのが目安になってきます。側弯症に関しては治癒は難しいですが楽とツラいが波のように来る方が多いので頻度はそれによって強弱つけることを勧めています。