歩くのが辛い
正座ができなくなった
膝を曲げられない
足に体重が掛けられない
階段や坂道で踏ん張りが効かない

変形性膝関節症に対する当院の考え

変形性膝関節症は継続的な負荷により膝の関節軟骨がすり減った状態で稼働することにより発生するものになります。また炎症が発生することで膝に水がたまるなどの症状を引き起こすこともあります。原因としては継続的な負荷、体重過多などの理由が多く負担量が上がるほど発生確率は高くなります。

変形性膝関節症を放っておくとどうなるのか

初期の段階では長時間の歩行による膝の痛みや、力が入りにくい、荷重を掛けられない、水がたまる、熱感が出るなどの症状が出てきます。
症状が進行してくると、常時の膝関節の痛み、膝関節周囲の腫れ、膝関節の稼働での激痛があげられます。末期になってくると膝の骨自体の変形が起こり安静時でも痛みが引くことがなく手術などの選択肢を取らざるを得ない状況に陥ります。
関節軟骨に関しては、基本的にすり減ってしまうと戻すことができず、故に変形を起こしてしまうと、治すことが困難になります。なので放置するのではなく異変を感じたら直ぐに治療を始めることを推奨しています。

変形性膝関節症の改善方法

変形性膝関節症の治療には、主に保存療法と手術療法の2つのアプローチがあります。保存療法は、手術を行わずに症状を緩和させる方法で、運動療法や薬物療法が含まれます。手術療法は、症状が重くなり他の治療で改善が見られない場合に検討されます。

保存療法

運動療法::主に大腿部及び膝周囲の筋肉の強化というのがメインになります。筋力トレーニングを行う効果としては、関節運動の安定性を出すことが目的になります。関節を支える筋力をつけることで痛みを軽減することが出来ます。
筋力をつけると同時に稼働させることが必要になるので運動も有効な手段になります。水中ウォーキングから始めて、陸上でのウォーキングやジョギングなどが代表するところになります。またストレッチなどの柔軟性を高めるのも動作において重要な要素となります。
物理療法:電気治療などで関節付近に刺激を入れる、温熱を与えることで硬直している部分に刺激を与えて血流促進や筋肉の稼働の補助をするなど行うことが出来、膝関節の治療には広く用いられています
薬物療法::炎症と痛みを抑えるために、外用薬や内服薬、座薬、注射薬などが使用されます。非ステロイド系抗炎症剤やヒアルロン酸注射が一般的で、前者は痛みを抑えるために、後者は滑液包などを肥厚させ負担軽減を目的として利用します。

手術療法

関節鏡視下手術::軽度から中程度の症状に対して行われ、軟骨の破片を取り除くなどの処置を行います。
高位脛骨骨切り術::膝への荷重のかかり方を矯正する手術で、特に脛骨に歪みがある場合に有効です。
人工膝関節置換術:重度の症状に対して行われ、変形した膝軟骨の表面を削り、人工関節に置き換えます。

変形性膝関節症の改善に効果的な当院の施術メニューは?

変形性膝関節症において大事なところはまず本当に変形性膝関節症かというところが重要になります。変形性膝関節症に類似した症状が出ているだけの場合はマッサージとストレッチだけで良化する場合があります。また足の疲労や負担の蓄積の場合は「骨盤リリース」で足の稼働の大元になる臀部や股関節にアプローチをかけることで結果的に痛みなどの症状が良化する可能性もあります。
実際に変形性膝関節症になってる場合であれば、筋力による関節への補助が必須になるので筋力強化を図るために「楽トレ」で主に大腿部の筋肉を強化して歩行などの稼働を助けていくのが効果的です。
変形性膝関節症の予防したい方は姿勢全体の矯正と負担を減らす意味での筋力強化が必要となってくるので「全身矯正や楽トレ」が効果的です。

施術を受けるとどう楽になるのか

変形性膝関節症にとって代表的な症状が、膝関節の屈伸運動の制限になります。関節を構成している骨や軟骨そのものへの干渉は難しいですが、膝関節を動かしている筋肉の硬直や可動範囲を広げることで自然に動かせる範囲が増えます。これにより稼働時に力む場面が少なくなり結果として膝の痛みを減らすことが出来ます。また筋力が減ると支えるために膝の骨にかかる重力などの圧が増えてしまいます。筋力を上げることで支える力が上がることにより膝に痛みを発生させる原因を軽減することが出来ます。
また膝の痛みを気にしながら日常生活を過ごしていると、身体が庇いながら動くことで姿勢が崩れていき正しい立位や座位が取れなくなっていきます。これを矯正してあげることで正しい姿勢で立つことが出来、バランスが良くなるので痛みを出しにくくすることが出来てなおかつ、予防としても効果を発揮することが出来ます。

改善するために必要な施術頻度は?

症状の重さによって変化するので、目安としてはマッサージ・ストレッチ・楽トレ(筋力強化)は最初は2日に1回くらいのペースでも問題ないです。矯正は1週間に1〜2回くらいからスタートで状況を見て頻度を落としていくような形になります。マッサージと楽トレ(筋力強化)は状態が良くなったとしても頻度は落とさない方が症状の良化、予防に効果が高いためペースは落とさず施術を受けられることをおすすめしています。