腕から手や指にかけて重だるい
手、腕、肩、背中、肩甲骨周りが痺れる
手や指に力が入りにくい時がある
つり革に掴まるような腕を上げる動作で肩や腕周りに痺れや痛みを感じる
腕から手にかけて冷えやすい

胸郭出口症候群に対する当院の考え

胸郭出口症候群とは、腕神経叢と鎖骨下動脈がが圧迫あるいは絞扼され首や肩・腕に痛みまたは痺れ、重だるさなどを引き起こす疾患です。
なで肩の女性や無理な筋トレを行っている方が発症しやすい傾向にありますが最近ではデスクワークを長時間している方やストレートネック・猫背・なで肩などの姿勢不良の方の発症も多くなっています。手や腕の痺れがある場合は胸郭出口症候群に限らず頚椎に問題がある場合もあるので症状が出始めたら早めに整骨院や整形外科を受診することが望ましいです。

胸郭出口症候群を放っておくとどうなるのか

最初は時々手や腕の痺れや痛み、冷えなどが症状として現れますが放置していると上記の症状が常に出ている状態になっていきます。
神経症状が長期化すると握力の低下や細かい作業がやりづらくなるなど運動機能も低下してきます。
胸郭出口症候群が悪化すると約25%の方に頭痛・立ちくらみ・不眠・胃腸障害・全身倦怠感などの自律神経症状も伴うと言われています。血管の圧迫が長期化すると皮膚の色が青紫になってきたり感覚障害が出現することもあります。
胸郭出口症候群を放置していると症状の改善にも時間を要するので症状が出始めたら早めに施術を開始することをおすすめします。

胸郭出口症候群の改善方法

胸郭出口症候群の方の多くは姿勢が悪く巻き肩になっており首や肩、胸の筋肉の緊張が強くなっています。根本的な改善を目指すのであれば姿勢を改善していくことが重要です。また日常生活の中でもなるべく身体に負担をかけないよう心がけましょう。重い物を持つ動作や腕を上げて行うような作業、長時間のデスクワークなどは首や肩、胸への負担が大きくなるので可能な限り行わないようにして下さい。またストレスや睡眠不足も発症に関連していると言われているので規則正しい生活習慣も心がけましょう。

胸郭出口症候群の改善に効果的な当院の施術メニューは?

胸郭出口症候群へのアプローチとしては姿勢、巻き肩の改善と筋肉の柔軟性の向上を目的とした施術を行います。
姿勢や巻き肩など骨格に対するアプローチは全身骨格矯正が効果的です。
骨格を整えることで歪みの改善はもちろんですが歪みによる過度な筋肉への負担も軽減することもできます。
筋肉の柔軟性に対するアプローチは上半身を重点的にストレッチを行う猫背ストレッチ矯正が効果的です。
また局所的に筋肉の緊張が強い場合は鍼治療もおすすめです。

施術を受けるとどう楽になるのか

骨盤矯正や猫背ストレッチ矯正では胸郭を構成している背骨・肋骨・鎖骨を正しい位置に矯正し胸郭部での神経の圧迫を取り除くことができるのでしびれ・痛みの緩和が期待できます。
また骨格が整うことで自然と良い姿勢を保てるようになり身体に必要以上の負担がかからなくなるので関節の可動域が上がったり血液循環が良くなり身体が軽くなったような感覚になります。
鍼の治療は指圧では届かない深部の筋肉にまでアプローチできるので治療後は個人差がありますが少し重だるさが出た後楽になります。

改善するために必要な施術頻度は?

胸郭出口症候群の改善には症状や状態にもよりますが時間がかかることが大前提です。痛みだけ何とかしたいのであれば個人差はありすが早期に改善される方もいます。再発しないよう根本的に改善するにはなるべく週1回、特に痛みを強く感じる方であれば2~3回施術を行うと改善に良いとされています。なかなか時間を作るのが困難でも2週間に1回のペースは必要です。お身体は小さい細胞の集まりです。そのため短期間ではお身体は実質的には変わりません。例えば、1日で腹筋を1万回行ったとしてもお腹が急にばきばきに割れることはありません。なぜなら筋肉の細胞は1日では生まれ変わらないからです。期間をかけることでお身体は徐々に変化します。同じ回数でも1日に1万回行うよりも、1000回の腹筋を10日間に分けて行う方がお身体を変えるには効果的です。治療も一緒です。一回でも効果はありますが、定着するには時間がかかります。筋トレやダイエット、柔軟のように徐々にお身体を変えていくもののため頻度としては週1~3回が効果的です。早く改善したい場合はペースを上げられれば効果的です。当院では人それぞれの生活スタイルに合わせて通院ペースや通院プランもご用意しておりますので安心してご相談下さい。