肉離れ｜志村坂上駅前整骨院

肉離れとはスポーツ外傷です。特に足まわりに発生しやすく、ふくらはぎや太ももに起りやすいです。運動などで筋肉が収縮している最中に、筋肉が引き伸ばされる力が加わることで起こります。筋肉の挫傷とも言われます。肉離れを起こした筋肉は微小損傷、部分断裂、完全断裂と程度がありますが、いずれも筋肉が切れている状態ですので、体重をかけたり負荷をかけたりすると激痛となります。肉離れは例えると、ゴムが切れている状態です。筋肉はゴムのように伸び縮みする性質がありますが、日ごろの負担の蓄積により筋肉は硬くなります。外に置いて干からびたゴムのような状態になります。この状態で筋肉の急な収縮や引き伸ばしの外力がかかるとブチッと切れやすくなります。肉離れはスポーツ活動のさかんな学生に多い症状ですが、運動をする若年層から中高年、筋肉の萎縮したシニア層と幅広い年代に発生する可能性があります。

肉離れは筋肉の損傷です。筋肉は傷がついても修復しますが、大きな傷や、同じところを何度も痛めると癖になります。筋肉について傷の癖は古傷のように何度も同じ症状を繰り返す要因になります。走り出してのケガ、ジャンプしてのケガ、同じような動作で同じケガを繰り返すとスポーツパフォーマンスの質が低下します。ぎっくり腰を何度も繰り返してしまうのと同じようなイメージです。一度のケガでも炎症が収まれば痛みは軽減しますが、繰り返さないような対策をすることがとても重要です。また、筋肉の傷がつくと、周りの骨格が筋肉の代わりに負担がかかります。そうすることで蓄積により腰椎や頚椎などの負担から関節疾患に移行するケースも考えられます。

まずは安静です。筋肉の再生が第一ですので無理に動かすことはせず筋肉が離れないように痛めている部分を保持するように安静にします。痛めてすぐの場合は２，３日はアイシング処置、１週間程で痛みが引けば少しづつ負荷をかけていくような流れになります。スポーツ競技中の肉離れの場合は大きな損傷のことが多いので、安静が１ヶ月から数か月単位までかかることもあります。とにかく安静が必要です。また、安静と同時に、筋肉の傷が後にならないように専門的な視点で治療をすることも大切なケアの一つになります。

当院では肉離れに関しては電気治療で治癒を促進、萎縮の防止、筋硬結の緩和を目的に実施することで早期回復、ケアを行います。また、ケガをしてしまう人はほとんどが筋肉の硬さが原因となっております。同じような症状を引き起こさないための治療もあります。鍼治療で硬まった筋肉をほぐす。ストレッチの治療で柔軟性を出していく。また、土台である骨格がずれていることによる筋肉の負担であれば、トータルバランスで身体を良くしていく骨格矯正治療などを行い体を健康へ導きます。

電気治療を受けることで、筋肉の周りの組織の治癒が促進します。少しづつですが痛みが軽減していき、のちに痛みが消失します。痛みが取れた後は再発しないための予防ケアとしてストレッチ治療や骨格矯正治療を行われる方も多いです。柔軟性UPによる運動パフォーマンスUPやケガの防止、骨格が整うことでフィジカルの強化とパフォーマンス向上、筋肉をバランスよく使える体となりケガの防止となります。お身体をどの様にしていきたいのか、患者様のお話し、要望に合わせた治療計画を立てて参ります。

改善には症状や状態にもよりますが時間がかかることが大前提です。痛みだけ何とかしたいのであれば個人差はありすが早期に改善される方もいます。再発しないよう根本的に改善するにはなるべく週1回、特に痛みを強く感じる方であれば2~3回施術を行うと改善に良いとされています。なかなか時間を作るのが困難でも2週間に1回のペースは必要です。お身体は小さい細胞の集まりです。そのため短期間ではお身体は実質的には変わりません。例えば、1日で腹筋を1万回行ったとしてもお腹が急にばきばきに割れることはありません。なぜなら筋肉の細胞は1日では生まれ変わらないからです。期間をかけることでお身体は徐々に変化します。同じ回数でも1日に1万回行うよりも、1000回の腹筋を10日間に分けて行う方がお身体を変えるには効果的です。治療も一緒です。一回でも効果はありますが、定着するには時間がかかります。筋トレやダイエット、柔軟のように徐々にお身体を変えていくもののため頻度としては週1~3回が効果的です。早く改善したい場合はペースを上げられれば効果的です。当院では人それぞれの生活スタイルに合わせて通院ペースや通院プランもご用意しておりますので安心してご相談下さい。