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こんなお悩みはありませんか?

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仕事でパソコン作業を長時間行うので肩の内巻きが癖づいてしまいました。
長い間放ったらかしにしてしまった為、肩や肩甲骨、首の筋肉が常に緊張している感じがします。
肩の内巻きから自律神経が乱れている気がします。
ひどい頭痛で薬を飲んでます。
家族や友人、職場など周りの人から姿勢を指摘されました。
呼吸が浅く寝づらい感じがします。
最近疲労がとれないです。
腕や手の痺れがあります。
巻き肩に有効なストレッチはありますか?

巻き肩について知っておくべきこと

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巻き肩は、ただ肩が内側に入っているだけだと軽く見てはいませんか?
今回は、巻き肩が原因となって現れる可能性のある症状についてご紹介いたします。

1.呼吸が浅くなる
巻き肩の状態になると、身体の前側の筋肉が縮こまり、呼吸がしづらくなります。肋骨の動きも制限されるため、呼吸が浅くなり、体内に取り込める酸素の量が少なくなります。その結果、血液中の酸素量が減少し、血流の悪化につながることがあります。呼吸が浅くなることで、疲労感や眼精疲労、頭の痛み、睡眠の質の低下、代謝の低下などが引き起こされる場合があります。さらに、代謝が落ちることで、痩せにくい体質になるおそれもあります。

2.コリが強くなる
巻き肩になると、首から肩、上半身の筋肉が縮んだまま固まり、柔軟性が失われやすくなります。これにより血流が悪くなり、肩まわりや首のコリの要因となることがあります。また、巻き肩の状態を意識的に正そうとして無理に背筋を伸ばすと、腰が反った姿勢になりやすく、いわゆる「反り腰」になってしまうこともあります。この状態では背骨の本来のS字カーブが崩れ、腰に負担がかかることで、腰の不調につながる可能性があります。

症状の現れ方は?

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巻き肩による症状は人によってさまざまで、肩や首まわりのコリをはじめ、頭の痛み、めまい、耳鳴りといった自律神経に関わる不調、呼吸の浅さ、腕の動かしづらさ、スポーツ時の違和感や痛み、さらには腰や脚にかけての不調などが挙げられます。
巻き肩とは、腕全体が内側にねじれ、肩甲骨が外側に開いていくことで、肩が本来の位置よりも内側に巻き込まれた状態を指します。肩が巻き込まれると、脇の下や肩・胸まわりの筋肉が縮こまり、結果として肩のトップから肩甲骨のラインが前方に突出するようになります。
また、巻き肩の方は猫背を伴っているケースも少なくありません。身体の構造上、背中がしっかり起きている状態では巻き肩にはなりにくく、巻き肩になるためには、肩甲骨が左右に広がる姿勢になっている必要があります。

その他の原因は?

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巻き肩の原因には、日常生活における姿勢の乱れや筋力のアンバランスなどが関係しています。
スマートフォンやパソコンを操作する際、画面をのぞき込むように顔を前に出す姿勢になりやすく、自然と背中が丸まり前傾姿勢になります。この前傾姿勢を長時間続けることで、肩が徐々に前方へ引き出され、巻き肩の状態に近づいていきます。
また、横向きで寝る姿勢も影響します。上半身の重みが肩にかかるため、無意識のうちに肩を前にずらして負担を逃がそうとすることがあり、これも巻き肩につながる要因のひとつです。
さらに、運動不足や、筋力トレーニングのバランスの偏りも巻き肩に影響を与えることがあります。とくに、背中側の筋肉を鍛える習慣がないまま、胸や腕など身体の前面ばかりを鍛えていると、筋力のバランスが崩れやすくなります。
こうした姿勢や筋力の偏りが続くと、肩が前方に落ちた姿勢が定着しやすくなり、肩まわりや首、背中などに負担を感じやすくなることがあります。

巻き肩を放置するとどうなる?

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巻き肩の状態をそのままにしていると、次第に背中まで丸くなり、猫背の姿勢が定着しやすくなります。さらに、身体のバランスを保とうとする反応で、頭が前に突き出る「ストレートネック」に発展する可能性もあります。
これらの姿勢の乱れは、肩こりや首のこり、さらには頭痛を引き起こすことがあります。また、本来あるべき位置から肩甲骨が外側に開いたままになると、肩関節の動きが制限され、痛みにつながるケースもあります。
猫背の状態が続くと、肩まわりだけでなく腰にも負担がかかり、腰痛の原因となることもあります。
最近では、整骨院などで姿勢に着目したケアを行っているところも多くあります。巻き肩にお悩みの方はもちろん、「まだ不調は出ていないけれど気になる」という方も、早めに整骨院でケアを受けることで、身体への負担を軽減しやすくなります。

当院の施術方法について

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巻き肩は、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用、そして日常的な姿勢の乱れなどが主な原因で起こります。この状態を放置してしまうと、肩こりや首の痛み、頭痛など、さまざまな不調を引き起こす可能性があるため、早めの対処が大切です。
巻き肩になると、背中の僧帽筋や肩甲挙筋が引き伸ばされた状態で固まりやすくなり、肩甲骨の動きが悪くなってしまいます。
当院では、巻き肩のケアとして「肩甲骨はがし」と「上半身のストレッチ」を組み合わせた施術を行っています。どちらも、巻き肩の原因となりやすい筋肉に対して集中的にアプローチできるため、姿勢を整えるうえで効果的な方法です。

軽減していく上でのポイント

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巻き肩のケアには、接骨院での施術だけでなく、日常生活におけるセルフケアや姿勢への意識も欠かせません。特に「姿勢」は最も重要なポイントです。
巻き肩の予防や緩和には、日々の生活習慣を少しずつ見直すことが非常に効果的です。たとえば、正しい姿勢を保つために、デスクや椅子の高さを自分の身体に合うよう調整したり、同じ姿勢で長時間過ごさないように心がけることが大切です。
立ち姿勢と座り姿勢の両方で意識すべきポイントがあります。立っているときは、足を肩幅に開き、体重を両足に均等にかけ、膝を軽く曲げて立つのが理想です。