
腰椎の場合
歩くのもつらいほど下肢がしびれている
体を前にかがめようとすると、下肢に電気が走るようなしびれや痛みがある
仕事中に座り続けていると、腰から足の感覚がなくなったり、しびれたりする
朝起き上がろうとしても下肢に力が入りにくく、しばらくしびれが残ることがある
夜中に下肢のしびれが強く、途中で目が覚めてしまうことがある
頸椎の場合
常に上肢にしびれがあり、日常生活の作業に支障が出ている
首を動かそうとすると上肢にしびれや痛みが出る
夜眠りにつこうとしても、首から上肢にしびれが出て寝付きにくい
パソコン作業で長時間タイピングをしていると、首から上肢にかけてしびれが出て、力が入りにくくなる
上記のような症状は個人差がありますが、早めにご相談いただくことで、日常生活の負担を軽くする工夫が取り入れやすくなります。
ヘルニアに対する当院の考え

簡単に説明すると、背骨の中にある髄核という部分が飛び出して、背骨の横を通る神経を圧迫または刺激することで起こる症状です。発生しやすいのは首のヘルニアと腰のヘルニアです。首の場合は上肢へのしびれや違和感が伴うことがあります。
ただし、手のしびれは血流のめぐりや末梢神経の影響など別の要因で起こる場合もあるため、徒手検査という簡便な検査で原因の見極めを行います。腰の場合は下肢に症状が出ることが多く、類似した症状を示す他の疾患との判別を丁寧に行います。徒手検査の結果をもとに、負担となっている動作や姿勢も確認しながら施術内容を決めていきます。
手術が必要な状態では整形外科の受診をおすすめしますが、神経の圧迫により筋肉の硬さが残る場合もあるため、手術後であっても接骨院での施術を継続することで、日常生活の動作がしやすくなることが期待できます。長時間同一姿勢を避ける、体の冷えに配慮するなどの生活面の工夫も併せてご提案します。
ヘルニアを放っておくとどうなるのか

ヘルニアをそのままにしておくと、症状が進行してしまうことがあります。首の場合は、上肢のしびれが続いたり、眠れない日が続いたり、場合によっては力が入りにくくなり、箸を持つなどの細かい動作が難しくなる恐れもあります。
腰の場合は歩行が困難になり、仕事に支障が出る可能性も考えられます。手術によって症状が軽減しても、しばらく違和感が残ることもあるため、早めに対処することが大切です。
「これくらいなら大丈夫」と見過ごさず、早い段階で施術とセルフケアを並行することで、生活の質を保ちやすくなります。若い世代から中年期にかけて行動範囲が狭まり続けると、いわゆる健康寿命の低下につながるため、無理のない範囲で段階的にケアを進めていきましょう。
日常生活では長時間同じ姿勢を避け、1時間に一度は立ち上がって軽く体を動かすように心がけましょう。特にデスクワークが多い方は、腰や下肢の血流が滞りやすく、ヘルニア症状が悪化しやすいため、定期的な姿勢リセットが重要です。
当院のヘルニアに対する施術とは

まず、筋肉の硬さが出ている部位を確認し、血流を促すために手技による施術を行います。痛みやしびれが強い場合には、即効性が期待できる鍼施術をおすすめしています。鍼施術は鎮痛効果が期待でき、継続することで自然な回復力を引き出しやすくなります。
鍼が苦手な方や関節の動きが悪い方には、下肢を中心に柔軟性を高める筋膜ストレッチを行います。猫背軽減施術では、上肢の違和感の軽減が期待できるストレッチ矯正を取り入れます。これらは循環を促し、白血球が髄核の飛び出した部分を処理する働きを後押しすると考えられており、症状の軽減が期待できます。
骨格矯正は症状の程度に応じて行います。強い圧を加える施術は悪化を招く恐れがあるため、十分に検査を行ってから慎重に対応します。腰の症状には、筋肉の動きを促して神経の圧迫感をやわらげ、老廃物の排出を促す「筋回復施術」も取り入れ、日常生活の動作がスムーズになることを目指します。
その施術を受けるとどう軽減するのか

当院の施術を受けた方の中には、1回で症状が軽くなる方もいれば、徐々に軽減していく方もいらっしゃいます。重要なのは、施術と併せて行うセルフケアです。こまめに姿勢を変える、就寝時の枕の高さを調整する、無理のないストレッチを継続する、といった日常の工夫に取り組んでいただくことで、回復のスピードに違いが出やすくなります。
初めて接骨院に来られる方も、国家資格を持つスタッフが丁寧に対応しますのでご安心ください。施術のたびに症状の変化をカウンセリングし、状態に合わせて内容を調整します。定期的に通院していただくことで、施術効果を引き出しやすくなります。
施術頻度はどのくらいか

症状の程度によって異なりますが、初期の3か月間は週に2回の通院をおすすめしています。その後、再カウンセリングで状態を確認し、通院間隔を調整します。安定していれば間隔を延ばし、違和感が戻るようであれば頻度を戻すなど、無理のないペースで進めます。
万が一、症状が思うように軽減しない場合は、整形外科での検査をおすすめすることもあります。手術後に状態が落ち着いた際は、筋肉をほぐし関節の動きを整える施術とセルフケアを並行し、良い状態を保ちやすい身体づくりをサポートします。
監修
新潟亀田大通り接骨院 院長
資格:柔道整復師
出身地:新潟県 上越市
趣味・特技:バスケ・カメラ・ディズニー





