片頭痛
こんなお悩みはありませんか?
頭の片側または両側がズキンズキンと脈打つような強い発作を繰り返す
普段通りの家事や仕事ができない
寝込んでしまう
じっとしていたいと感じる
歩いたり階段を上がると悪化する
吐き気や嘔吐を伴う頭痛
普段何でもないような光や音に敏感になる
数時間程度で終わる痛みから、3日間程度続く痛みもある
ストレスのある状態が続いた後に頭痛が起きる
年に数回ということもあれば、月に一回痛みが出ることがある
片頭痛で知っておくべきこと
頭痛には以下の2種類があります。
① 一次性頭痛
頭痛そのものが病気である一次性頭痛には、片頭痛や緊張型頭痛、群発頭痛などがあります。片頭痛は、一次性頭痛を代表する頭痛の一つであり、日本では約1000万人が悩んでいるとされています。
② 二次性頭痛
頭痛の原因となる病態が他にあり、その症状として生じる二次性頭痛には、脳出血や脳腫瘍など、重大な病気が関連していることがあります。
片頭痛は女性に多く見られ、特に10代から増え始め、50代からは減少傾向にあります。しかし、働き盛りの年齢層で発生することが多いため、日常生活に影響を与えるだけでなく、仕事の生産性に支障をきたし、経済的な損失も懸念されます。
片頭痛のリスクが高いのは、家族に片頭痛の人がいる場合です。また、うつ病、不安神経症、双極性障害、睡眠障害、てんかんなど、他の疾患がある場合にも片頭痛が多く見られます。
症状の現れ方は?
片頭痛は、予兆期、前兆期、頭痛期、回復期という4つの段階に分かれます。
・予兆期
頭痛の数時間から48時間程前に、食欲の増加やあくび、首肩のこりなどの「予兆」を自覚することがあります。
・前兆期
予兆の後、頭痛が始まる直前または同時期に、視覚症状や感覚症状、言語症状などの「前兆」が現れることがあります。視覚症状が多いですが、全ての方に現れるわけではありません。
・頭痛期
主にこめかみから頭の側面にかけて、ズキンズキンと脈打つような痛みが4時間から72時間続きます。
・回復期
頭痛後に食欲の低下、疲労感、気分の変化などが見られることがあります。持続時間は、平均的には頭痛の軽減後、約23時間程度とされています。
その他の原因は?
片頭痛の原因として、日常生活のさまざまな要素が引き金となり発生することが多くあります。例えば、ストレスやストレスからの解放、寝すぎや寝不足、女性ホルモンの変化、天候や気圧の変化、空腹や脱水、肩こり、アルコール、カフェインなど、片頭痛を引き起こす要素は実にさまざまです。
片頭痛のメカニズムは完全に解明されているわけではありませんが、ストレスやアルコールなどの影響により筋肉が固まることで血管が拡張され、その周囲の神経が刺激されて痛みが生じると考えられています。
特に拍動を感じる理由としては、血管が神経に刺激を与え、血液が流れる血管の拍動をそのまま身体が感じているためです。
片頭痛を放置するとどうなる?
片頭痛は、脳の過興奮や感受性が高まっている状態といえます。片頭痛に対して長年、適切な治療をせずに放置すると、加齢に伴い頭痛自体は軽減するものの、難治性の浮動性めまいや頭痛、頭重感、耳鳴りなどが発症することがあります。
また、片頭痛は脳梗塞やアルツハイマー、認知症を引き起こす原因やリスクになることもあります。さらに、10代から40代という、片頭痛が起こりやすい時期に放置すると、約3割が慢性化し、増悪するともいわれています。
頭痛が続くことにより、脳が敏感になり、痛みを感じやすくなることがあります。これにより、頭痛の頻度が増えたり、痛みを強く感じるようになることがあります。
当院の施術方法について
片頭痛の原因として、様々なストレスが筋肉の緊張を引き起こし、それが血流を悪化させたり、血管が拡張したりすることが挙げられます。これにより、神経に触れることによって片頭痛が発生します。
また、血流が悪くなると、首や頭周りに十分な血液が供給されず、血管が強く拍動することがあります。さらに、血管が拡張されている状態では、三叉神経に刺激が加わり、強い拍動を身体が感じることになります。
そのため、心臓から頭に向かう血流が通る首回りや、普段から血流が多い頭部をほぐし、血流を改善する施術を行います。具体的には、『ドライヘッド矯正』や『全身矯正』を行い、血流の改善が期待できます。
ドライヘッド矯正では、首周りや頭部の筋肉にアプローチをし、筋肉の中を流れる血液の循環を促進します。
また、骨格の歪みが血流や神経の通りを悪化させることがあるため、頭蓋骨矯正や、特に頸椎の歪みを整える矯正も行います。
改善していく上でのポイント
頭痛を感じたとき、薬で解決しようとする方が多いですが、薬を飲んでもしばらくすると再発することがあります。このような対症療法では、薬を永遠に永遠に飲まなければならなくなります。
片頭痛は、他の重大な病気が原因となることは少なく、筋肉や血流、神経など、身体の根本的な要因を解決すれば再発がなくなることがあります。特に、首や頭部の筋肉、さらに首や頭蓋骨の骨の並びにアプローチをすることが、血流や神経の通りを改善するために重要です。
片頭痛は強い拍動を感じることが多く、動くことで症状が悪化するため、じっとして動かなくなることがよくあります。これが原因で、仕事や日常生活に影響を及ぼすことがあるため、片頭痛を侮ることはできません。そのため、首回りや頭部に着目し、根本的に施術を行うことが大切です。