悩みタイトル

こんなお悩みはありませんか?

外反母趾イメージ

靴を履くと母趾の付け根が痛い
→母趾の付け根から示指方向に変形することによって母趾の付け根あたりが突出するため、靴とぶつかり痛みが発生します。

外反母趾の変形がひどくなってきた
→ほぼまっすぐに骨は並んでいますが、外反母趾によって明らかに変形が見られます。

足に合う靴がない
→指の変形によって足の横囲が広がるため、なかなか足に合った靴が無いという状況になります。

子供の足の変形が気になる
→子供は骨が弱く変形しやすい状況にあります。そのため外反母趾になりやすいです。

腫脹、熱感、発赤があり、歩くと痛い
→指の変形によって母趾の付け根が擦れ炎症が起こるため、歩くと痛いということが起こります。

外反母趾で知っておくべきこと

外反母趾イメージ2

外反母趾は比較的幼い頃から進行することが多いです。幼いころは骨端線が閉じ切っておらず、骨が弱く折れやすい状態や変形しやすい状態になっています。変形が進むことで視覚的にわかりやすく、自覚しやすい症状です。

症状としては、腫脹、熱感、発赤による痛みが見られます。変形により母指の付け根は足部の内側に突出し、擦れることで痛みが生じます。そのため、痛みが出ることで歩行を避けたり、痛みを回避しようとした歩き方になります。

また、自分に合った靴が見つからないこともあります。足は縦の長さ、横の長さ、上の長さによって合う靴が変わりますが、外反母趾の場合、内側に突出するため横の長さが広がります。そのため、靴が合わないことが少なくありません。

症状の現れ方は?

外反母趾では、足の親指の関節が外側に曲がり、関節自体が内側に突出するため、靴との摩擦が起こりやすくなり、突出部分に炎症が生じることがあります。これが進行すると腫れや発赤が見られるようになり、歩行時に痛みを感じ、歩行障害の原因となります。

また、突出部分を通っている神経が圧迫されることで、痺れや神経痛が生じる場合もあります。このような様々な症状が出ると、不要な歩行や動作を避けるようになります。

歩行を避けることで運動不足が生じ、内科的疾患や機能的な障害につながる可能性があります。また、痛みを伴う動作を避けることにより、他の部位に負担がかかり、別の怪我を引き起こすこともあります。

さらに、指を使う機会が減ることで血流が悪くなったり、捻挫のリスクが高まることも考えられます。

その他の原因は?

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外反母趾には後天的な原因と先天的な原因があります。

まず後天的な原因として、親指が一番長い形、エジプト型の足の人は外反母趾になりやすい傾向があります。特に、革靴やヒールのある靴、先が細い靴や踵が高い靴は痛みを引き起こす原因となります。

先が細い靴では親指が隣の指に圧迫され、踵が高い靴を履くと足が靴の先端に向かって滑り落ち、指先全体が靴の先端に押し付けられてしまいます。圧迫を受けるような靴を履き続けると、外反母趾の症状が進行することがあります。肥満に関係なく、圧迫が加わった靴を履いていると外反母趾になりやすいです。

次に先天的な原因として、遺伝的な要素が挙げられます。足が柔らかくアーチが崩れやすい場合や、中足骨という指の骨が長い場合、足の並びが悪い場合、また足首が傾いている場合など、これらは両親から受け継いだものや、生まれつきの特徴が影響して外反母趾を引き起こすことがあります。

外反母趾を放置するとどうなる?

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外反母趾が進行すると、足の親指が人差し指や中指の下に入り込むようになり、これらの指が持ち上げられると同時に、付け根にある関節が背側に脱臼してしまうこともあります。親指は捻じれながら「くの字」に曲がるため、体重の負荷が爪の外側に加わることとなり、親指の爪が次第に巻き爪となってしまうこともあります。

また、親指の付け根の関節部分が靴に当たり圧迫されることで、親指にしびれや痛みが生じることがあります。外反母趾は見た目に変形が現れるだけでなく、症状として痛みが出ることもあるため、歩き方を庇ってしまうことがあります。通常とは異なる歩き方に慣れていないため、ほかの部位に負担がかかり、怪我のリスクが増えることがあります。

最初は変形だけでよくあるものと思いがちな外反母趾ですが、後々に痛みなどの症状が現れ、ほかの部位にも影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。

当院の施術方法について

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当院の外反母趾に対する施術方法には「足の極み」というメニューがあります。

まず、腓腹筋やヒラメ筋を母指で圧迫し、硬いポイントを探していきます。次に、ふくらはぎの前側、内側、外側にある筋肉を緩めていきます。これらの筋肉は足首の動きに関わる筋肉や、足の指にまでつながっているため、外反母趾に大きく影響を与える部分です。これらの筋肉を緩めることによって、症状の軽減が期待できます。

その後、手技を使って足のアーチや指の可動性、並びを調整していきます。人間の元々の骨の並びや形、動きができなければ、外反母趾をはじめとする様々な怪我に繋がる可能性があります。特に、外反母趾は指の症状であるため、指の並びや動きを重点的に調整します。

最後に、クリームを使ったドレナージュを行います。足の指を動かす筋肉はふくらはぎを通っているため、ふくらはぎをしっかりと緩めることによって、外反母趾によって負担がかかっている筋肉にアプローチし、症状の軽減が期待できます。

改善していく上でのポイント

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外反母趾の症状を軽減していくうえでのポイントは、足の指だけにアプローチすれば良いというわけではないということです。

外反母趾は足の指、特に親指に見られる症状ですが、この症状を引き起こしている要因は、足の裏のアーチがないことや足首の傾き、また足の指や足首周りの筋肉が弱いことなど、指以外の部分にあることが多いです。そのため、足の裏のアーチや足首、指の筋肉に対してアプローチする施術が必要です。

また、日常生活において先の細い靴やヒールの高い靴を避けることが、症状の悪化を防ぎ、軽減が期待できるため、そのようなアドバイスも行っています。