坐骨神経痛の改善報告

患者様の年代

30代

患者様の性別

女性

ご職業・生活スタイル

デスクワーク中心のお仕事で、1日8時間以上座って作業している。また、お仕事をする際に足を組む癖がある

症状の発生時期・きっかけ

1か月ほど前から、歩行時や座っている際に左臀部へ軽い違和感がありました。
当初は「腰が張っているだけで、すぐに良くなるだろう」と思い、特に気にせず放置しておりました。しかし、2週間ほど前に仕事で重い資料を持ち上げようと身体に力を入れた瞬間に鋭い痛みが走り、その後は歩くのもつらいほど左足の後ろ側にしびれが出るようになりました。

日常で何ができなくて困っていたか?

長時間同じ姿勢で座っていると痛みが強くなり、仕事に集中できなくなってしまいました。
また、夜間も痛みで目が覚めてしまうことがあり、常に寝不足の状態が続いて精神的にもつらく感じております。さらに、10分以上歩くことが難しくなり、大好きな旅行にも行けず控えるようになってしまいました。

どのような施術を行ったか?

指圧と温熱療法により、硬くなった筋肉をしっかりとほぐして柔軟性を高め、血流の改善を図りました。さらに、骨格矯正によって根本からお身体を整え、坐骨神経への圧迫を軽減する施術を行いました。また、くじ引きやLINEポイントをご利用いただき、鍼やストレッチを組み合わせて施術し、筋肉の柔軟性向上をサポートしました。加えて、骨盤の歪みを整えられるよう、座っている際の正しい姿勢や、ご自宅でも簡単にできるストレッチをご指導し、日常的にケアや意識を続けていただけるようお伝えいたしました。

施術のポイント・解説

足を組む癖があり骨盤に左右差がみられたこと、さらにデスクワークによる猫背姿勢が続いていたことから、骨格の歪みによって坐骨神経が圧迫され、痛みやしびれを引き起こしていると考え、骨格矯正を選択しました。また、中殿筋や梨状筋などの臀部の筋肉、そしてハムストリングスや大腿筋膜張筋の硬さがみられたため、特にお尻周りや大腿部を中心に温熱でしっかり温め、指圧で丁寧にほぐすようにしました。ストレッチを行う際には力が入らないように無理のない範囲で行い深呼吸を促しリラックスしていただけるようにしました。

通院頻度・期間の目安

週2回のペースで約3か月間通院していただきました。施術後は、開始前に比べて症状が軽減していたため、症状が戻りきる前にご来院いただけるよう再来のご案内を行いました。また、痛みやしびれが強く出ている期間は、週2回のご来院をお願いし、集中的にケアを進めました。

施術後の変化・現在の状態

1~2週間で痺れが出る頻度が少なくなってきて1ヶ月経つ頃には痺れは気にならなくなりました。2か月続けたら痛みも少しずつ軽減していきました。3ヶ月経った今では、座っていて痺れが出でお仕事に集中できなかったのが支障が出ないほどの痛みになりました。また、歩いている時の痛みも治まってきています。

患者様からの喜びの声

最初は歩くのも辛くて不安でしたが、施術を続けるうちにしびれが気にならなくなり、本当に助かりました。今では仕事にも集中できるようになって、普段の生活に戻りつつあるのでうれしいです。先生方を信じて治療を続けて良かったと今では思っています。

担当者からの結び・アドバイス

坐骨神経痛を悪化させないためには、日常生活でいくつかのポイントに注意することが大切です。まず、身体を冷やしすぎないようにし、特に腰やお尻周りを温かく保つよう心がけてください。また、長時間同じ姿勢を続けることは筋肉が硬くなる原因となるため、こまめに姿勢を変えたり休憩を挟むようにしましょう。さらに、重いものを持ち上げる際は腰に負担がかからないよう正しい持ち方を意識し、膝をしっかり曲げて体に近づけて持つことが重要です。加えて、腰やお尻を急に捻る動作は神経を刺激しやすく悪化につながるため、急な動きは避けてゆっくり動くようにしてください。
しかし、日常生活で気を付けていても症状が悪化する場合もあります。少しでも症状が悪化したと思ったら直ぐに医療機関に受診してください。