腰痛関連Q&A
-
腰痛関連でよくある質問①
ぎっくり腰ってなんですか? 回答:ぎっくり腰とは急性腰痛の事です。いきなりそんな事を言われても分かりにくいと思いますので説明致します。そもそも腰痛を大きく2つに分けると急性腰痛と慢性腰痛に分類出来ます。急性腰痛とは、何かしらの外傷により筋肉や関節を痛めてしまった状態の事です。逆に慢性腰痛とは、6ヶ月以上続く鈍痛のような状態の事を言います。急性腰痛であれば、筋肉や関節に炎症が起こります。炎症とは、発赤、腫脹、熱感、疼痛、機能障害の事です。だから、ぎっくり腰になれば患部が腫れ熱を持ち疼痛みがある方が多いです。治療ではこの炎症を抑えるところから始まります。
-
腰痛関連でよくある質問②
温めた方が良いですか? 回答:先に答えからお伝えさせて頂くと温まるのは絶対ダメです。むしろ症状を悪化させる恐れがあります。では、なぜ温めると悪化する恐れがあるのか?を説明していきますね。先程の質問の回答でぎっくり腰は炎症がある状態だと説明させて頂きました。ぎっくり腰の早期治癒に一番重要な事は出来るだけ早く炎症を抑える事です。炎症をすごく簡単に説明させて頂きます。例えば外を走っていて躓いて転んだら皮膚が切れて出血しますよね?これが筋肉で同じことが起こった状態が炎症です。筋肉から出血している状態なのでまずは出血を抑えないといけません。その為には冷やす事が重要です。冷やすと血管が収縮する作用があるのでそれにより出血を抑える事ができます。プラス冷やす(アイシング)には鎮痛効果もありますのでぎっくり腰では必ず冷やすようにしましょう!
-
腰痛関連でよくある質問③
足までしびれがあるんですけどヘルニアですか? 回答:腰に問題があり、下半身にしびれが出る原因として良くあるのは腰部脊柱管狭窄症または腰椎椎間板ヘルニアです。それぞれしびれの範囲や症状に大きく違いがありますので、そこを踏まえていれば大体の判断がつきますので今回はその違いについてお伝えしますね。まず、しびれの範囲ですが狭窄症であれば腰〜足にかけての後ろ側(ハムストリングス、腓腹筋など)にしびれが出ます。ヘルニアであれば2つに分類され、一つは腰〜足にかけての後ろ側、もう一つは腰〜足にかけての前側(大腿四頭筋、前脛骨筋)に出るものがあります。次に症状ですが、狭窄症であれば腰を逸らすと痛みが出ます。ヘルニアは前かがみで痛みが出ますのでぜひご自身でセルフチェックされてみてはいかがでしょうか?
-
腰痛関連でよくある質問と回答④
コルセットは巻いた方が良いですか? 回答:急性症状であり、辛い動きをする際は巻いてた方が無難です。しかし、腰痛が取れてからも巻いてたり、長時間ずっとつけているのはあまり好ましくありません。なぜかその理由を説明しますね。そもそもコルセットを巻いてなぜ腰痛がラクになるのかご存知でしょうか?なぜかというとコルセットを巻き腹圧を高める事で腰痛を防いでいるのです。じゃあ、ずっとコルセットを巻いていたらどうなるかと言いますと身体がコルセットに頼り切ってしまって自分の腹筋が弱くなりコルセットがないと腹圧を保てない身体になってしまうのです。それでは自ら腰痛になる為の身体作りをしているだけなので長時間のコルセットは絶対に辞めましょう。
-
腰痛関連でよくある質問⑤
どんなストレッチが効果的でしょうか? 回答:お身体の状態によってオススメのストレッチは変わりますので場合分けしますので自分に合ったストレッチを行って頂けたらと思います。
①前かがみで腰が痛む方
基本的に身体の後ろ側の筋肉が硬い事が原因の方が多いです。なのでストレッチとしては、長座体前屈のような形でゆっくり30秒程伸ばしてもらえたらと思います。
②身体を後ろに反らすと腰が痛む方
基本的に身体の前側の筋肉が硬い事が原因の方が多いです。なので、ストレッチとしては、腸腰筋のストレッチを行いましょう。やり方をお伝えします。左の腸腰筋を伸ばす場合、まずは右足を大きく前に出し左の膝は床につけます。その状態で胸を張り左のお腹、太ももの前を伸ばす意識をしてもらえると完璧です。時間は30秒です。終わったら反対もお願いします。
以上が簡単ではありますがセルフストレッチ法となります。