Q.肩こりの主な原因は何ですか?
A.日常生活では長時間のデスクワークやスマホの使用などで同じ姿勢を続けたり、筋肉疲労が生じて猫背や前かがみと言った姿勢の悪さが原因で筋肉が緊張し、血行不良を引き起こしてコリに繋がります。また、姿勢だけではなく、精神的なストレスからも筋肉を緊張させ、肩こりを引き起こすことがあります。
Q.肩こりを予防するための生活習慣は?
A.まずは正しい姿勢を保つことを意識してみましょう。座っているときや立っているときは、背筋を伸ばし、肩をリラックスさせることを少しの時間でもいいので心掛けてみましょう。ウォーキングなどの適度な運動や1時間に1回軽いストレッチを行うなど体を動かす時間も取り入れてみましょう。また、1番多いのは良質な睡眠が取れていない場合があります。十分な睡眠をとることも肩こりに改善必要な方法ですので今一度睡眠環境を見直してみましょう。
Q.自宅でできる肩こり解消のストレッチは?
A.1.肩回し:
•両肩に手を置き、肘を後ろに回すような形で肩を動かします。この時、肩甲骨を寄せるように行うと肩甲骨に隠れてる褐色脂肪細胞にも刺激が入り、体が暖かくなってきます。
これを大きく回すのを10回繰り返し、反対に前に回すことも同様に行います。
2.首のストレッチ:
•頭を右に傾けて、右手で軽く押さえます。15秒キープした後、反対側も同様に行います。この時深呼吸もすると自然に力が抜けてより筋肉が伸びます。
3.胸のストレッチ:
•両手を背中で組み、肩甲骨を寄せるように胸を開きます。15〜30秒キープします。
腕を遠くの方に伸ばすと固まった筋肉がより伸びます。
Q.マッサージや矯正治療は効果的ですか?
A.マッサージは基本的に筋肉の緊張をほぐして血行を促進し、緊張した筋肉をリラックスさせる効果があります。ストレスの軽減もできリラクゼーション効果もあるので一時的に痛みを抑えることはできます。
また矯正治療は痛みの緩和や血流改善ができるだけでなく、骨の歪みを見ていき骨格の調整ができるので痛みの根本原因にアプローチができます。どちらの方法も個人差がありますが、適切に行われれば肩こりの軽減が期待できます。
Q.肩こりと関連する体の他の症状にはどんなものがありますか?
A.肩こりから関連する体の症状にはさまざまあります。肩こりからくる首の痛み、頭痛、背中の痛みなど筋肉が緊張して血行不良がおき、老廃物、疲労物質が溜まりやすくなります。そうなることで疲労感や重だるさを感じ、次第に痛みに変わってきます。最悪の場合、固まった筋肉が神経を圧迫し、腕や手のしびれが出ることもあります。
Q.どのくらいの頻度で肩こりが起こりますか?
A.肩こりの頻度は日常生活や仕事の内容によって個人差が出てきます。軽度の肩こりだと週に1~2回程度で多くの人にとって普通の範囲内とされています。中程度から重度の肩こりになると、毎日のように肩こりを感じるなど頻繁に肩こりが起こる場合は、姿勢や生活習慣を見直す必要があります。また、持続的な肩こりなどは日常生活から常に肩に負担がかかっている状態であり、数日以上続く痛みや、日常生活に支障をきたす場合は、早めに対策を取るようにしましょう。
Q.肩こりに良い栄養素は?
A.実際に外からの刺激を与えるのもいいですが、体の内側から肩こりを解消していく方法もあります。マグネシウムは筋肉の緊張を和らげる効果があるため、アーモンド、ほうれん草、豆類など。カルシウムは筋肉の健康を保つために重要で、乳製品、小魚、緑黄色野菜などから摂取できます。そのほかにもオメガ-3脂肪酸やビタミンD、ビタミンB群などの足りていなかった栄養素を摂取することも重要です。
また、水分補給も大事になってきます。脱水は筋肉の緊張を悪化させるため、十分な水分摂取が大切です。
Q.姿勢を改善するための具体的なアドバイスは?
A.肩こりに多いのは主にデスクワークをしている方だと思います。デスクの高さを調整したり、背もたれがあり、サポートがしっかりしている椅子を選んでみたりなど快適に作業ができる環境を作るほか、足の位置や姿勢を意識するなど定期的に姿勢をチェックし、意識することも大切になってきます。あとはストレッチや運動を取り入れ、筋肉の柔軟性を保つことで肩こり改善の近道になってきます。
Q.肩こりがひどい場合、いつ医師に相談すべきですか?
A.
肩こりがひどい場合、以下のような症状があるときには医師に相談することをおすすめします。
1.痛みが持続する:数日以上続く強い痛みがある場合。
2.日常生活に支障をきたす:仕事や日常生活に影響が出ている場合。
3.手や腕にしびれがある:肩こりに伴って手や腕にしびれ、感覚の異常がある場合。
4.頭痛や吐き気が伴う:肩こりに加えて激しい頭痛や吐き気がある場合。
5.熱や発熱がある:肩こりに伴って発熱がある場合は、他の疾患が考えられるため注意が必要です。
これらの症状が見られる場合は、早めに専門医に相談することが重要です。
Q.ストレスが肩こりに与える影響はどのようなものですか?
A.ストレスを感じると、体が緊張し、特に肩や首の筋肉が硬直します。また血管も収縮し、血行が悪化することで筋肉への栄養供給が不足し血行不良になることもあります。また、ストレスを感じることで、無意識に体が縮こまる姿勢になりやすく、ここから姿勢が悪い方向に持っていかれやすくなります。
また、これらを感じやすくなると疲労感もたまって体が疲れやすくなります。唯一の回復時間である睡眠の質が低下すると、筋肉の回復が不十分になり、肩こりが慢性化することがあります。