外反母趾
こんなお悩みはありませんか?
皆さん、足に関するこんなお悩みはございませんか?
足の親指が外側に向いている
足の親指の付け根に腫れ、痛みがある
長時間歩けない
靴を履けない
土踏まずが平たい…など
外反母趾とは、足の母趾第一関節(いわゆる付け根)が腫れてしまい、痛みを感じる状態を指します。
足が痛むと日常生活での動きが制限され、思うように生活できなくなることもあります。また、痛みを避けるために無意識に姿勢が偏ることで、足以外の部位にも歪みや痛みが生じる場合があります。
外反母趾で知っておくべきこと
外反母趾は、痛みや腫れを感じやすく日常生活に影響を与えてしまいますが、実は早期に施術を開始できれば、保存療法(運動、靴のインソール変更、装具の着用、薬物療法など)だけで軽減が期待できるといわれています。
しかし、放置や施術が遅れることで症状が進行すると変形が強くなり、最悪の場合には「手術」を検討しなければならない可能性もあります。ここで忘れてはならないのは、「外反母趾は自然に治らない」ということです。
また、外反母趾だと思っていたら実は関節リウマチであったというケースもあり得ますので、早めに整骨院や整形外科への受診をおすすめします。
症状の現れ方は?
外反母趾は、前述のとおり足の親指付け根の関節が変形することで痛みや腫れ、皮膚の硬結、水疱の形成などが現れる疾患です。
変形はゆっくり進み、足のつま先が徐々に人差し指側に反っていき、時間とともに腫れてきます。そして、靴を履いたり歩いたりするだけでも痛みが生じるようになります。パンプスやハイヒールなど幅の狭い形状の履物を着用すると、進行が早まるといわれています。
また、外見上の問題だけでなく、足を地面につけるだけで痛みが生じたり、親指の可動域が狭くなったり、しびれが出たりと、さまざまな症状が表れます。さらに、外反母趾は遺伝する可能性が高いともいわれています。
その他の原因は?
外反母趾は関節の変形によって痛みを誘発しますが、他にも同じような症状を持つ疾患がいくつかあります。ここでは、二つほど紹介いたします。
一つ目は「強剛母趾」といわれる疾患です。これは突然母趾が痛くなる病気で、痛風と誤診されやすい傾向があります。強剛母趾は足の遺伝的な骨格の歪みが原因で、変形はありませんが、関節内部へのダメージが強く、重症化すると炎症を起こし、最終的には関節が壊れて動かせなくなる可能性があります。
二つ目は「モートン病」です。神経障害に該当する疾患で、足趾へ向かう神経が足趾の付け根で圧迫されることで発症します。症状として、歩行時の痛みや足の甲側のしびれなどが見られます。
外反母趾を放置するとどうなる?
外反母趾は初期症状では歩行時の痛みや腫れが起きるのみですが、放置すると徐々に母趾の変形が顕著になり、神経を圧迫して痛みだけでなく、しびれも出始めます。さらに進行すると、足を地面に付けるだけで激痛が走り、歩行困難な状態にまで発展することもあり、非常に厄介な疾患です。
冒頭でも少し触れましたが、初期症状の段階で施術を始めれば比較的簡単に軽減が期待できますので、ご安心ください。
また、かなりの外反母趾でも痛みを感じない方もいらっしゃいますが、放置すると足底のバランスが不安定になり、バランスを補おうと腰や膝に負荷がかかり、腰痛や膝痛の原因ともなりかねません。
当院の施術方法について
当院では「足の極み」というメニューがあり、そこから派生した血流改善プログラムを推進しております。
血流改善プログラムでは、ふくらはぎの血流促進効果やむくみ・冷えの軽減、脚痩せ、足のアーチを整えることで外反母趾や偏平足の軽減が期待できます。ただし、何事も「継続することが大切」です。
また、運動療法として、自分の意志で母趾を外転させる運動を継続的に行うことが、変形に対して効果が期待できるとされています。ただし、これは母趾を動かせる場合に有効な方法であり、もし「動かない場合」には電気施術も効果が期待できると言われています。
母趾を外側へ動かすためには、母趾外転筋と呼ばれる筋肉の動きが重要です。痛みによって使わなくなった筋肉は硬く縮こまり、動かすことが難しくなることが多いです。このような状態では、意識的に動かすのが難しくなります。
そこで活躍するのが電気施術「EMS」です。母趾外転筋に電気を流し、直接筋肉を動かすことで母趾を動かすことが可能です。これにより、硬くなった筋肉をほぐしながら血流を促進し、筋肉や骨に栄養が行き渡ることで、施術の効果が期待できます。
改善していく上でのポイント
外反母趾の改善ポイントは、やはり「早期施術」です。履いている靴を見直したり、運動療法を行ったり、電気や薬物を使った保存療法もございます。悪化して変形が強くなると、手術でしか改善が期待できなくなるため、早めに相談・施術をおすすめします。
例えば、まだ変形はしていないけれど痛みがあるという方は、予防法から始めていきましょう。
・歩く際はかかとから足をつけ、足趾全体でバランスが安定するように意識して歩く
・女性であれば、なるべくパンプスやヒールなどの着用は避け、歩きやすい運動靴や鼻緒のついた草履、スリッパなどを着用する
・つま先立ちを繰り返すトレーニングを行う
・足裏や拇趾の付け根からかかとにかけて、内側の範囲をこねるようにゆっくりマッサージする
など、さまざまな外反母趾の軽減や予防法がございますので、ぜひ試してみてくださいね。